春分の日と秋分の日が彼岸で祝日になった悲しい理由

 

いきなりですが、次の言葉をご存知ですか?

 

『暑さ寒さも彼岸まで』

 

読んで字のごとしなんですが、どんなに夏が暑くても、どんなに冬
が寒くても、お彼岸を過ぎれば、徐々に暑さも寒さも和らいでくる。
という、ことわざだったりするんですが(実際はそんなことないですけど 😐 )

 

では、

 

「彼岸」の時期が、いつか?ご存知ですか?

 

知ってる方はサスガ!です。

 

そうです。「春分の日」と「秋分の日」それぞれ、その前後3日を
合わせた各7日間(計14日間)が「お彼岸」となりまして、この事
を世間では、「ドラゴンズ」   ・・・では無く(笑)

 

「中日(ちゅうにち)」と呼んでいます。

 

では次に、

 

「春分の日」と「秋分の日」って、具体的に何月何日か?

 

ご存知ですか?

 

何も見ずに、ズバリ言い当てられた方は、素晴らしいです!

 

そして、もし、

 

10年先までの「春分の日」と「秋分の日」を正確に言い当てられ
たなら、かなり博学多才な方と言えるでしょう。

 

なぜなら、「春分の日」と「秋分の日」は、何月何日という決まり
が無く、その年によって微妙に日にちが変わるからなんです。

 

 

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年ごとに変化する「春分の日」と「秋分の日」

 

 

ちなみに、

 

 

※それ以降も、微妙に違います。

 

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上記の日付は、確定ではありません。もしかすると、日にちが変わ
る可能性もあります。

 

「春分の日」と「秋分の日」の昼と夜の長さは違う!

 

なんで変わる可能性があるのか?それは地球の公転軌道に依存
する問題だからです。わかりやすく言えば、地球の公転や自転の周
期って、当然デジタルではありませんから微妙にズレが生じます。

 

ゆえに、地球の動きというか公転軌道は天文計算によって求める
ことになるため、決め打ち出来ず、数日のズレが生じるというわけ
なんです。

 

一般に「春分の日」と「秋分の日」は、昼と夜の長さがほぼ等しい。
と、言われたりしますが、実は、年によって違いがありまして、昼
の方が平均して14分程長いことが科学的に証明されていたりします。

 

 

「春分の日」と「秋分の日」が休みの理由

 

昭和23年に法律で決められ、条項に「ご先祖や故人を偲ぶ日」と謳
われています。恐らくこれは、「お彼岸」を意図した上でのことだ
と個人的には思います。

 

昔から、お彼岸自体は「彼岸会(ひがんえ)」として、存在して
いましたが、あえて法律で国民全員に休みを与えることで、法要等
をしやすくさせる目的があったのかもしれません。

 

 

 

太平洋戦争と東日本大震災で犠牲となった方々を偲ぶ

 

それというのも、時代背景を考えれば、法律が制定されたのが、
終戦から3年目の事です。多くの人の命が失われ、日本人の心には、
まだまだ戦争の生々しい記憶が残っていた時期です。

 

個人的には、東日本大震災と重なる部分があります。戦争は、あの
震災と津波が、日本全土を襲った状態にも似ています。だとすれば、
亡くなった人たちの霊を国全体で弔おうと決めたのも納得できます。

 

そう考えると、季節の変わり目ごとに、故人を偲ぶこととした
「春分の日」と「秋分の日」を単なる『休日』と捉えるのではなく
意味を持ち、成すべきことを成して、過ごすべきなのだと思います。

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