あまちゃんで人気!動画で海女の現状と今後の未来を予想

 

世の中にはいろんな仕事がありますが、下の動画のように
潜水機材を一切使わず、カラダひとつで海に潜って、
海藻や貝類などを採取する人々がいます。

 

 

こういった職業の人のことを沖縄や伊豆の地方では、
「海人(うみんちゅ)」と呼んでおり、

 

また、そういった仕事をする女性のことを

 

海女(あま)」さん

 

と呼んでいますね。

 

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今では女性が仕事をするのは当たり前になりましたが

 

ひと昔前の日本には「男尊女卑」という言葉が存在し、
「男は仕事、女は家庭」という風潮がありました。

 

女性差別とまではいかないまでも、女性の幸せは結婚にあって
子供を産み育て、家庭を守るもの。という考えが根付いて
いたようです。

 

19世紀の終わり頃、繊維産業が盛んになると、工場の人員確保に
女性工員を雇うようになりましたが、女性蔑視とでもいいますか、
労働賃金は決して優遇されているとは言えない状況でした。

 

女性の社会進出と海女の歴史

 

しかし、時代は変わりました。1972年に男女雇用機会均等法
(だんじょこようきかいきんとうほう)が制定され、男女平等が
当たり前となり、女性の社会進出も盛んとなりました。

 

だとしたら、19世紀末以前の女性は、思うように仕事が
出来なかった?と思ってしまいがちですが、そうでもありません。

 

こと「海女さん」の仕事に関して言えば、
古くは5000年以上も前から、その痕跡があり、

 

 

今から約1300年くらい前、天平の時代には、
海女さんの仕事と思しき、アワビ漁の記録、そして、
万葉集にも、その旨の記述が残っています。

 

現存する海女さんの数

 

海女さんといえば、
鳥羽、伊勢、志摩をはじめ、最近では三陸が有名ですが、
実は北は北海道から南は沖縄まで海女さんは存在します。

 

現在、全国に何人の海女さんが居るのかというと・・・

 

平成22年の調査では、
全国の海女さんの数は約2千2百人弱とのこと。

 

内訳でいくと、一番海女さんが多かったのは、三重県。
人数は約千人、2番目が石川で約二百人、3番が千葉で約百六十人。
あとは他の都道府県に分布点在しているようです。

 

「海女」の様々な呼称

 

冒頭で、海の仕事をする人の総称を「海人」、
そして、女性のことを「海女」と言いましたが、

 

海女さんは地域によって「あまど」「かずき」もしくは
「カチド」という別の呼び名も存在していまして、

 

さらに、海女さんの仕事にも、2つの種別があります。

 

ひとつは、
磯の近くで海に潜る「カズキ」

 

そして、もうひとつは、
舟で沖に出て潜る「舟人(フナド)海女」

 

舟人海女は、夫婦が二人一組で舟を出し、旦那さんが奥さんの
安全を見守りながら、命づなを握り、息継ぎの為、早く海面に
引き上げる時は、竹竿などを差し入れて引きあげます。

 

この旦那さんの仕事を「トマエ」「カチド」もしくは「オケド」
と言い、夫婦の乗った舟のことを「夫婦(めおと)舟」と言います。

 

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海女さんに資格試験等は無く、求められるのは、素潜りスキル、
そして、50~60秒程度息を止めておくスキルです。

 

海女さんの基本装備品

 

 

一般的装備

 

・足ひれ
・磯(水中)メガネ
・磯ノミ(先が曲がった金属のヘラ)
・浮き輪
・スカリ(浮き輪にセットする採取網)
・ロープ(浮き輪と体を繋ぐ)
・防水時計
・腰おもり
・ウエットスーツ
・他にも専用の手袋などがあります。

 

昔は「かすりはんてん」などが主流だったようですが、
今は、観光用のみで、実際の現場では、体温維持のため
ウエットスーツを着用することが多いようです。

 

昔は、「海女小屋」にある囲炉裏(カマド)を囲みつつ
談話をしながら海で冷えた身体を温めたそうですが、
現在は、観光目的で存在していたりもします。

 

 

ちなみに、潜水器具を身に着けて漁をすることは、
法律、および各漁協の規約で禁止されているため、もしも
潜水装備で漁をすると「密漁」になってしまいます。

 

また、漁を行うには、漁業権というものが存在し、人気
連続テレビ小説(ドラマ)「あまちゃん」の中でも出てきますが、
海女漁が出来るのは、世帯から一人に限られています。

 

 

観光PR用などで見る海女さんは、陽気で朗らかな感じに見えますが
普段は生活の為に、危険と隣り合わせの荒波に揉まれ
命を懸けて仕事をしています。

 

海女さんの今後の未来を予想

 

高齢化の影響もあり、海女さんの人口は年々減っていて、現状は
半世紀前と比べ、以前の1割ほどしか実在しないそうです。

 

調査によれば、47都道府県の内、既に10ヶ所の地域で、
海女さんの存在が確認できなくなりました。

 

地域によっては、リアル海女さんを募集しているところも
ありますし、ドラマ「あまちゃん」の影響で、リアル海女さんに
憧れる人が、今後沢山増えていくことを期待しつつ

 

日本の食文化を支える、希少性の高い
女性の誉れとも言うべき「海女」という伝統的な仕事
未来永劫いつまでも存続してくれることえを願います。

 

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