台風は天気予報で進路を予想!被害を最小限に防ぐには?

 

日本では、昔から台風が発生していますが、
地球温暖化の影響なのでしょうか?

 

ここ数年で、その勢力が明らかに増大しているような気がします。

 

 

その証拠に、TV等のニュースで取り上げられる台風関連の映像も、
以前は、荒れた海をバックにヘルメットを被ったレポーターが
台風の進路や警戒を伝える映像ばかりだったのに対し、

 

現在では、増水した河川や、それにより床下浸水、床上浸水で
泥まみれになった住宅、更には土砂崩れなどのリアルな実害映像が
被災住民の嘆きと共に、高い頻度で報道されているからです。

 

台風の発生時期

 

過去60年間の統計を見ますと、6月~10月に発生することが多く、
中でも、8月、9月が最も台風の発生確率が高いという結果が
出ています。

 

 

実際のところ、台風は一年中発生しているのですが、
気温(海面温度)の低い時期は、台風が発達するほどの
エネルギーが足りず、殆ど日本に達することはありません。

 

このことから、台風は、気温の高い(暑い)時期に集中して
発生するということがわかってきます。

 

 

死者1000人以上規模の過去の台風被害

1934年 室戸台風     昭和09年9月20~21日

1945年 枕崎台風     昭和20年9月17~18日

1947年 キャサリン台風 昭和22年9月14~15日

1954年 洞爺丸台風    昭和29年9月25~26日

1958年 狩野川台風    昭和33年9月26~28日

1959年 伊勢湾台風   昭和34年9月26~27日

 

 

上記からもわかるとおり、
台風に最も警戒すべき月は9月ということになります。

 

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台風発生のメカニズム

 

基本的に、台風は暖かい海(海域)でのみ発生します。

 

太陽熱によって暖められた海面は、水蒸気となって上昇します。
上昇した気流は大気を不安定にさせますが、それと同時に、
地球の自転の影響により渦を巻きはじめます。

 

よって、時計とは逆の方向、つまり、左回りで渦が発生し、
低気圧に向かいながら北上を始めるという習性を持っています。

 

ちなみに、赤道上では渦が発生しないため、台風はもちろんのこと
大型のタイフーンであっても発生することはなく、また、横切る
こともありません。

 

台風に関する豆知識

 

台風には必ず「〇号」という数字が付けられていますが、
これは、その年の元旦から大晦日までの1年間に、台風が発生した
順によってつけられています。

 

また、台風には「〇号」の他に、人間でいうところの「名前」が
付けられています。その数は全部で140個存在し、141番目の台風
に対しては、ふりだしに戻って再度同じ名前が付けられます。

 

台風の中心部分は、俗に「台風の目」と呼ばれ、空は晴れています。

 

▼実際の「台風の目」の映像

 

 

 

台風は天気予報で進路を予想!被害を最小限に防ぐには?

 

天気予報で台風情報が流れたらまずは進路を確認しましょう。

 

 

台風の被害を受けたことの無い人ほど、
台風を甘く見ている傾向があります。

 

東北大震災の例で言えば、それまで人々は、たとえ津波が来ても
せいぜい数十センチ程度だろうと高を括っていました。
しかし、自然は人間の想像を遥かに超えることがあります。

 

絶対にあって欲しくないことですが、もしも、台風の進路が
自宅方向に向かってくる場合は、過剰と思えるほどの対策と
備えが必要です。

 

具体的な対策方法

 

・強風や豪雨に弱そうな箇所を事前に補強しておく。

・飛来物による破損を防ぐ為、窓ガラスをテープ等で補強しておく。

・屋外の自転車や鉢植えなどを屋内に移動するか、固定する。

・河川近くの場合は、増水被害を想定し、家財は高い位置に移動。

・断水や停電に備え、非常用防災用具を用意しておく。

・避難経路・避難場所を確認しておく。

・土砂崩れ、河川増水の危険性がありそうな場合は、事前に避難。

・暴風域に入った場合は、絶対に外に出ない。

・たとえ気になっても、田んぼの様子などは見に行かない。

 

 

台風が去ったあとも土砂崩れ、河川増水の危険性があるので
十分に注意が必要です。

 

いずれにせよ、自然の前に人間の力は及びません。防災意識を持ち、
過小評価などすることなく正確な情報と正しい判断や行動
台風の被害を最小限に防ぐよう心掛けましょう。

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