ノロウイルスが流行る時期
同時に、胃腸炎という病名も飛び交っています。
どちらも突然の嘔吐から始まりますが、
感染した人も、看病する人にとっても
本当に嫌な病気です。
なんとなく、
ノロウイルスだと重症
急性胃腸炎だと軽症
のようなイメージがあります。
あ~ノロじゃなくて胃腸炎で良かった~
なんて感想もよく聞きます。
でも症状の重さの感じ方は人それぞれだし、
そもそも、
ノロウイルスと胃腸炎の違いってなんでしょうか。
予防方法とか症状の対処方法に違いはあるのか・・・
疑問になったので調べてみました。
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ノロウイルス、ロタウイルス、O157など、
細菌やウイルスが感染して発症する胃腸炎を
総称して感染性胃腸炎と言います。
要するに、ノロウイルスなどは種類のようなもので、
全部ひっくるめて胃腸炎と言うんだそうです。
たしかに、ノロウイルスは
激しい嘔吐と下痢で重症化しやすく、
集団感染になるとニュースになるほどです。
ノロウイルスかどうかをはっきりさせる必要がある
場合には病院で検査をします。
でも、検査結果が出る頃には完治していることが
多いので、お医者さんもわざわざ検査をすすめません。
なので、そういう場合はたとえノロウイルスだったとしても
胃腸炎ということになります。
ノロウイルスだったとしても、効果のある薬がないので
判明したからといって特別な治療はありません。
下痢や嘔吐は、体の中にはいったウイルスを外に
出そうとしているので、それを止める薬は逆効果なんですね。
では、完治するまで、どんなふうに乗り切ればいいのか・・・
さらに調べてみました!
下痢と嘔吐で、体から水分が出てしまっています。
補うために適度な水分補給が必要です。
一番怖いのは脱水症状です。
とにかく水分補給と、安静にしていることが重要です。
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嘔吐や下痢をすると、体の水分とともにナトリウムやカリウムが失われます。
ナトリウムやカリウムが少なくなるとどうなるかというと、
細胞の働きが衰えて、体の働きが落ちてしまいます。
水分補給といったらポカリスエットやアクエリアスなどが
すぐに頭に浮かびますが、こういう飲み物は糖分が多いので
腸に刺激を与えてしまい、逆に下痢を長引かせてしまうそうです。
スポーツの時にはいいかもしれませんが、胃腸炎の時には向きません。
医療用のイオン水『OS-1(オーエスワン)』が
適度なナトリウムとカリウムが含まれていて、
胃腸炎の時には適しているようです。
何を口にしても嘔吐と下痢をしてしまうのが胃腸炎の類。
もちろん食欲もありませんよね。
それでも水分補給はなんとかするようにして、
少~し食欲が出てきたなら消化の良いものを。
それにはお味噌汁とおかゆで十分です。
本人にとっては味気ないし、手抜きをされてると思われそうですが(^_^;)
お味噌汁にはナトリウムが含まれています。
ついでに、おかゆも食べましょう。
胃腸炎の人にとっては、
お味噌汁に含まれるナトリウムがちょっと濃すぎるので、
水分を含んだおかゆにすると調度良い濃さになります。
しかも、ご飯にはナトリウムの吸収を助けるブドウ糖が
含まれているので合わせて食べるとちょうど良くなります。
それと、もう一つ、下痢によって体内から失われた
カリウムを補うにはりんごが良いかと思います。
しかもりんごには、ペクチンという成分が含まれているので
下痢を固める作用もあります。
ペクチンはジャムを固める添加物ですね。
これが食べれるようになったら、完治までもう少しです!
しっかり治して、早く元気になってくださいね!
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