日本の伝統や文化が徐々に忘れられつつある・・・
なんて言葉を聞くことがありますが、どれだけ次世代人種が増えようと
守られている習慣や風習って、ありますよね。
七五三は、その代表格のようなもので、最近の日本は少子化傾向に
あるためか、昔よりも子どもにお金をかけ、さらには、伝統や文化
を重んじながら、大事に育てる親が増えているような気がします。
七五三って、いつお祝いするの?
七五三は子どもの年齢を表しており、徳川将軍五代目の頃より
始まった行事と言われていまして、3歳の男児女児、5歳の男児、
7歳の女児の成長を祝うための、ひとつの節目として行われます。
通常、七五三のお参りの時期というのは、11月15日と言われていま
すが、両親の仕事の都合などで、時間が取れないだとか、いろんな
事情で、その日に祝うことが出来ない場合って多かったりしますよね。
一般的に、10月の中ごろから、11月のはじめ頃に、祝うことが多い
ですが、私の知り合いの方で、仕事が忙しくて時間の取れなかった
方は、12月に入ってからお祝いした方もいらっしゃいました。
その方、曰く、逆に、混雑も無く、ヘアメイクや着付け、写真撮影も、
急か急かせずに、ゆったり余裕をもって出来たと言っていましたので、
返って良かったとか。要は、お祝いしてあげることが大事なんですよね。
また、神社へのお参りだけならば特別何も必要ありませんが、
ご祈祷して頂く場合には、必ず予約を入れておきましょう。神社に
よっては、当日OKのところもありますが、事前予約の方が安心です。
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七五三を祝う場合の年齢は?満?数え?
例えば、今年の12月で4歳になるけど、まだ誕生日は来ていない。
という場合、満年齢で3歳になりますので、七五三の対象となります。
昔は数え年が主流でしたが、今は満年齢で祝うのが一般的です。
では、その七五三、一般的にはどのように祝うのか?ということ
なんですが、基本的なお祝いのスタイルというか、行事の流れは、
以下のとおりです。
七五三の一般的なスタイル
まず、子どもの身だしなみを整えることからはじめます。髪型を
整え、ここ一番!の服を着せます。男児も女児も、洋装、和装、
どちらでも良いのですが、最近は和装の方が増えている気がします。
一生に1度ということもありますし、生涯の思い出として残して
あげるならば、普段できない日本古来の粋な格好をさせて、写真に
収めたいという親御さんが多いからかもしれませんね。
お金に余裕のある親御さんの場合、着付けの着物などを買い取りで
購入される方もいらっしゃいますが、多くのご家庭では、1回のみ
のイベントなので、レンタルをされる場合が多いですね。
一生の思い出になる記念撮影
ヘアメイクや着付け、お祝いの儀式や写真撮影すべてをセットで
やって頂ける神社もありますが、多くの場合、お参りだけが神社で、
着付けや記念撮影は、写真スタジオを利用されていたりします。
千歳飴は、一般のお店で入手されたものでも構いませんが、神社で
ご祈祷された場合は、祈祷した千歳飴を頂けます。写真スタジオを
利用する場合は、写真撮影専用の千歳飴袋が用意されています。
写真スタジオは、パック料金になっているところが多く、七五三の
時期は値段が上がりますので、時期を外して利用すると、
料金を安く抑えることができます。
七五三 知っておいた方が良いこと
実は、11月15日とされている七五三ですが、実際のところ、お祝い
や詣は、一年中いつでも良かったりします。なので、各神社も、
いつでも受け付けてくれるところが多いです。
神社への参拝をされる場合、女児であれば、和装の方が見た目的に
良いと思います。洋装のドレス的なものになると、雰囲気的に、やや
浮いた感じになりますし、祖父母ウケもあまり宜しくありません。
困った経験(>_<) 写真スタジオは空いた日を選ぶべき
私の体験談ですが、写真スタジオを利用される場合、混んだ日は
避けた方が良いです。料金が高いばかりか、ダダをこねる子どもや
言う事を聞かず、撮影にありえないほど時間の掛かる子が多いので、
順番待ちをしている間に、自分ちの子が、だんだん飽きてきて、
だだコネの連鎖反応を起こし、せっかく着付けした着物や髪型も
次第に乱れてきてしまいます(汗)
しかも、撮影スタッフさんたちも、子どものご機嫌をとったり、
動き回る子どもに手を焼き、撮影そのものが、煩雑な感じになって
時間をこなすだけの事務的な流れ作業になってしまうので、
後の予約がつかえているため、ワンシーンごとの丁寧な撮影が
難しくなり、満足のいく写真が撮れない可能性も高いので、撮影は
七五三の日とは別に行うか、祝いの日を前後にずらす方が良いです。
七五三は子どもの笑顔で締めくくる
七五三のお参り、写真撮影などのあとは、外、もしくは、ご家庭で
お子さんの喜ぶ美味しい料理を囲んで、ご家族全員でお祝いして
あげてください。お子さんにとって一番楽しいのは食事ですから(笑)
いずれにしても、末永くいつまでも健康で過ごせるよう、一生に
1~2度しか無い、七五三という晴れの日を、思い出の残る素敵な日
にしてあげてくださいね。