ゲリラ豪雨とは?天気予報やニュースだけじゃ対策は無理?

 

地球温暖化や異常気象のせいなんでしょうか?

 

日本各地で、以前はあまり経験したことの無いような、ありえない
ほど異常な気象状態になっていますね。

 

 

 

たとえば、ゲリラ豪雨

 

 

突然、人間を襲うように降ってくる、異常で局地的な大雨のこと
ゲリラ豪雨と呼んでますが、集中的な豪雨に対して、何故この言葉
を持ってきたのかというと、奇襲攻撃に似ているからなんですね。

 

奇襲攻撃、いわゆる予測が不可能な状態で、突発的に攻撃が始まる
ゲリラ的な戦闘イメージに近いことから、この言葉使われるように
なったわけですが、ある意味、分かりやすい名付け方だと思います。

 

 

ゲリラ豪雨は正式な用語では無い。

 

調べてみると、1970年代から、言葉としては存在していたようなん
ですが、頻繁に使われるようになったのは、今から、7~8年ほど前
ぐらいからのような気がします。

 

単に、集中豪雨とするよりも、ゲリラという言葉を引用すること
によって、危険性が感じられますし、予測不能な意味からしても、
危機管理意識を高めてくれる作用のある、的確な言葉だと思います。

 

しかしながら、ニュースでは頻繁に使われている「ゲリラ豪雨」
という言葉ですが、意外にも正式な用語では無いため、気象庁では
現在でも「集中豪雨」という言葉を使用しています。

 

ゲリラ豪雨対策

 

もし、オシャレをして出かけた際に、突然ゲリラ豪雨に襲われたと
したら?それこそすべてが台無しになってしまいますよね。ならば
この予測不能な気象に対して、どのように対策をすれば良いのか?

 

まずは気象庁が発表する、毎日の天気予報を確認しましょう。

 

 

ホーム > 防災気象情報 > 天気予報
http://www.jma.go.jp/jp/yoho/

 

 

以下のサイトは気象庁の公式ホームページですが、刻一刻と変化
する気象の状況を「レーダー・ナウキャスト」がリアルタイムに
教えてくれます。

 

 

ホーム > 防災気象情報 > レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/

 

 

また、リアルタイム以外にも、約1時間後の予測も出来、さらには
動画で、雨、カミナリ、竜巻の様子などの発生状況をあらかじめ
把握しておくこともできます。

 

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ヒートアイランド現象とゲリラ豪雨の関係

 

ニースなどを観ていると、首都圏を中心に突発的で集中的な大雨が
降っているような気がするのですが、これって、ヒートアイランド
現象と何らかの深い関わりがあるからなのでしょうか?

 

ヒートアイランド現象とは、アスファルトだらけで熱がこもり易い
都会で、エアコンの室外機から排出される熱風などが、さらに気温
を上昇させ、乱立する高層ビルのせいで熱逃げず、溜まる現象です。

 

夏の時期だけを見ると、ここ20年の間で、過去の倍ほど気温が上昇
傾向にあるようです。連日30℃を超す真夏日の頻度が年々高く
なり、それと比例して、ゲリラ豪雨の発生頻度も高くなっています。

 

 

気温が高くなるとゲリラ豪雨が起きやすい

 

ゲリラ豪雨の原因は、気温の上昇により地上の熱が水蒸気となって
上昇することで、上空にあるクールでドライな空気と混ざり合い、
大気が不安定となって、積乱雲が発生するからです。

 

そう考えると、ビル群が立ち並ぶ都会は、熱がこもり易く、湿気も
多いため、その上空の大気が、局地的に大きな変化を起こすことは
容易に想像できますので、都心に豪雨が多い原因と言えるでしょう。

 

東京のみならず、ヒートアイランド現象が起きやすく、また、それ
にともない、ゲリラ豪雨が発生しやすいと思われる主要都市は、
大阪、名古屋、福岡市なども含まれます。

 

しかしながら、真夏日の頻度が高くなっていることから、都会のみ
ならず、ヒートアイランド現象は、都心から離れた、郊外にも波及
しており、ゲリラ豪雨が各地で起きやすい状態になっています。

 

 

ゲリラ豪雨の被害に遭わない為に

 

 

ゲリラ豪雨による瞬間的な降水量は想像を絶します。よって、対策
は講じられているものの、局地的な大雨に対する排水処理が一時的
にマヒしてしまう状況も起きています。

 

しかも、ゲリラという名称がつけられた由縁もあるように、正直な
ところ、予測不能です。なぜなら、積乱雲の発生の速度が、異常
ほど早く、気象の専門家であっても今の技術では不可能だからです。

 

あまりにも突発的で、予想が困難というのが災いして、実際問題
数年前に、都会の真ん中で、道路が水没したり、地下に雨水が流れ
込んだことにより、亡くなった方々もいるのです。

 

 

 

具体的な対策と備え

 

気象庁のホームページに、集中豪雨の被害から身を守るため方法が
記された虎の巻が用意されていますので、参考にしてみてください。

 

 

リーフレット「集中豪雨への備え」

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/gouu/gouu.pdf

 

 

また、国土交通省が都道府県、さらには、市町村における
ハザードマップを公開していますので、他人事とは思わずに、
時間があれば、確認をしておくべきだと思います。

 

 

ホーム > あなたの町のハザードマップを見る > 洪水ハザードマップ
http://www1.gsi.go.jp/geowww/disapotal/viewer/index.html?code=1

 

 

いずれにしても、自然界の猛威の前に、人間の力は歯が立ちません。
異常気象が増えている今、日々天気予報を確認の上、雨の多い時期
は、河川などに近寄らないようご自身で対策をしていきましょう。