病気にはいろんな種類がありまして、
その病名もさまざま。
時に、難しい漢字表記の病名の場合は、読めないこともあります。
ですが、↓この病名は、かなりストレートでわかりやすいです。
手足口病(てあしくちびょう)
小さなお子さんがいらっしゃらないご家庭では、聞きなれない
病名かもしれませんが、その名の通り、手や足や口に発症する
ウイルス性の病気です。
その他、手足口以外にも、ヒザやヒジ、お尻など、身体の他の
部位にも発疹が出る場合があります。
手足口病って、どんな症状なの?
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基本的に手足口病は、乳幼児~小児が罹(かか)ることが多く、
食欲が減り、発熱も伴いますので、一見すると、風邪と思われがちですが、
この病気の大きな特徴は、口内炎であったり、手のひらや、
足の裏に水疱瘡のようなブツブツの小さな発疹が出来たりします。
人によって個人差もあると思いますので、見た目の症状に多少の
違いがあるかもしれませんが、スグにそれと判断できるでしょう。
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稀に、ご家庭で発症したお子さんからの飛沫によって
大人にも感染する場合があります。
通常であれば、大人はウイルスに対する免疫がありますので、感染
することは、そうそう無いのですが、体力が低下していたり、免疫を
持っていない場合など、子どもに限らず罹ることがあります。
いずれも、発症時期としては、夏場の症例が多く、場合によっては、
秋冬の季節でも罹る場合がありますので、涼しい季節になったから
といっても油断は禁物です。
発症した場合は皮膚科?小児科?登園させても良い?
主に、皮膚など表面上、見える部分に発症する病気ですので、
皮膚科を選択しがちですが、基本的には、子どもの病気全般を
知り尽くしている小児科で診療してもらえます。
もし、お子さんと共に、お父さん、もしくは、お母さんが感染した
場合も、お子さんと一緒に小児科で診療してもらうことが可能です。
手足口病と判断された場合、医師によっては、出席停止を告げる
場合もありますし、幼稚園、保育園、学校においては、それぞれ
決まりや方針があると思いますので、登園、登校の可否については
個別の確認が必要です。
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仮に、お子さんが元気にしていたとしても、発症間もない状態では
他の子に感染する可能性がありますので、皆勤できないのは惜しい
ですが、登園、登校、および、プールやお風呂も自粛すべきでしょう。
手足口病に関しては、専門的な特効薬がありませんので、
状況により塗り薬が処方されますが、多くは、自然治癒になります。
どれくらいで治るの?発症中の食事は?
通常は、発症してから3日~10日ほどで完治します。
小さなお子さんの場合、口内炎になると、痛がって食事が摂れない
場合がありますが、夏場の暑い時期は脱水症状の心配ありますので、
刺激のあるもの、濃い味付けのものはなるべく避けるようにして、
豆腐、おかゆ、スープ、擦ったリンゴ、潰したバナナなど
なるべく流動的に摂れるような食事を与えるようにしてください。
夏場は特に感染しやすい時期ですので、予防対策として、まめな
手洗いを心掛け、症状の判断に迷った場合は、かかりつけの
医師にご相談ください。