寒い冬の時期はどうしても暖房器具に頼りがちですが、
一番の悩みは、なんといっても「光熱費」ですよね。
エアコン、こたつ、ファンヒーター、電気ストーブ オイルヒーター、
ホットカーペットなどの場合は 電気代が、当然かかりますし、
ガスストーブの場合は、ガス代。
新旧共に、石油ストーブの場合は、灯油代がかかります。
暖房の電気代が一番安い電化製品は?
まったく光熱費のかからない暖房(保温)方法としては
ヒートテックやら遠赤外線の肌着や衣服などを
身にまとうことだったりしますが、それにも限界があります。
家の中で、電気代が節約できる暖房器具って
何だろう?
ということなんですが、
電気代を語る上で、
最も重要かつ、最も注目すべきポイントを
理解しておかなければなりません。
それは、
「ワット数(W)」 です。
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電気代を知るための計算式
たとえば、
1時間当たりの電気代が30円として考えた場合
1日の電気使用量を求める計算方法は
消費電力キロワット×30円×使用時間=電気料金(円) となります。
最近はコンセントにつなぐだけで
電気代が目で見える便利なアイテムも出ていますね。
具体的な電気代の求め方
この式を用いて考えると
使用する電気ストーブのワット数が 600ワットの場合
0.6×30円計算なので 18円
朝9時から夜の9時まで、12時間使用し続けたとすれば
18円×12時間(hour)= 216円ということになります。
月間30日として、連続的に使用したと考えると
216円×30日=6,480円 になります。
快適さ = 電気代上昇
でも、物凄く寒い日になると、600W(ワット)では
耐えられませんよね。
なので、もし、切り替えスイッチで 900Wにした場合は
0.9W×30円計算なので 1時間当たりの電気代は 27円
朝9時から夜の9時まで、12時間使用し続けたとすれば
27円×12時間(hour)= 324円ということになりますので
月間30日として、連続的に使用したと考えると
あくまで理論値ですが 324円×30日=9,720円
という 恐ろしい金額になることがわかってきます。
電気代そのものは、電力会社によって、半強制的に?
定められてしまうものなので、変えようがありませんが
個人が電気代のコスト削減を考える上で
最も気を付けるべき点は、
「ワット数(W)」と「使用時間(H)」
ということになるのです。
そのことから考えると、
低コスト最強の暖房器具は?
ここが一番、気になるところですが、
これまでお話したことを踏まえて考えると、
低コスト最強暖房器具は
エアコンでも、ファンヒーター、石油ストーブでもなくて、
一人暮らしの場合は、「電気毛布」
家族暮らしの場合は、「こたつ」「ホットカーペット」 が
最も電気代を抑えられるということになるのです。
お部屋の空気を汚さないという「オイルヒーター」も
最近は注目されていますが、即暖性や電気代という点から考えると
いまひとつ・・・的なところがあります。
ここで素朴な疑問をひとつ。。。
夏と冬の冷暖房は、どちらが電気代がかかるか?
仮に、エアコンだけで考えた場合
結論的には、「冬」の電気代の方が高くなります。
その理由は、カンタンです。
たとえば
夏の外気が、35℃ だとして
部屋の温度をエコモードの 28℃ 設定にしたとします。
35℃を28℃まで冷やすためには、-7℃分の働きで済みますが
冬の外気が、3℃ だとして 部屋の温度を 25℃に設定した場合
3℃から25℃まで温めるためには、+22℃分の働きが必要です。
つまり、設定した温度に調節するための室内外の温度差が
大きければ大きいほどコンプレッサーの動力が必要となり
必然的に電気代がかかってしまうのです。
節約意識こそが電気代を安くするコツ
とにもかくにも、
「涼」を求める電化製品は、 エアコン(クーラー)と扇風機程度ですが、
「暖」を求める電化製品は
エアコン、こたつ、ファンヒーター、電気ストーブ オイルヒーター、
ホットカーペット、電気毛布、 お風呂の給湯システムなどなど・・・
その種類、数共に多いです。
ライフスタイルやオール電化など、各ご家庭によって、
夏と冬の電気代には、それぞれ差があると思いますが、
いずれにせよ、
夜の時間が長い冬場は、早めに布団に入るとか、ワット数の大きい
暖房器具の場合は、効率よく使い分けたり、タイマーを有効活用
するなどして、意識的かつ計画的に利用するべきでしょう
結露対策も有効的ですので合わせてお読みください。