毎年、
5月頃から残暑の厳しい時期にかけて、
テレビや新聞などで
「熱中症(ねっちゅうしょう)」に
関するニュースが
頻繁に報じられたりしますよね。
猛暑の原因は、
地球温暖化の影響によるもの?
↓この動画を観ると、
そう思わざるを得なかったりします。
この動画は、
未来予測シミュレーションによるもので、
これから先、2100年までの各地の
気温の上昇変化を表しています。
実際に、1951~1980年までの地球の
平均気温データを元にして
これから先、現実的に起こり得るであろう
気温の上昇範囲を
赤い色で予測しているわけです。
この動画を観ると、熱中症は、
もはや起こるべくして起こり得る
現代社会の生活習慣病と
言えなくもありませんね。
だとすれば、いつ、どういうタイミングで
熱中症が起きるのかを
しっかりと知っておく必要があるわけです。
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俗に、気温が35℃以上になると・・・とか、
平均体温の36度を超えると・・・などと
言われていますが
実のところ、コレ!という決めが無かったりします。
というのも、人にはそれぞれ体質等の個人差がありますし、
小さなお子さんやご高齢者、そして、男性・女性などにおける
体力差や年齢差などもありますので、一概にハッキリとした
基準や判定が出来なかったりするからです。
たとえば、AさんとBさんが、高温、多湿の過酷な環境下に
居ても Aさんだけが熱中症になるということだってありますし、
仮に、普段から体力に自信のある若い男性であったとしても、
環境条件によっては熱中症を発することだってあるわけです。
また、炎天下などの屋外に出たときだけではなく、日差しを
遮った屋内に居たとしても、住宅の気密性向上に伴う弊害として、
年々、熱中症になるケースが増えています。
似たような病名で、日射病や、熱射病などがありますが、
熱中症は、それらを総称したもの になります。
■ 熱中症になってしまう原因とは?
一番の原因は高い気温・室温、そして、多湿です。
この条件が揃うと熱中症を起こしやすくなりますので、
暑苦しい・・と感じた場合は、十分に注意する必要があります。
最悪の場合、命の危険を伴いますので、無理や我慢などせず
すぐに暑さの原因を解消するよう心掛けましょう。
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■ これが熱中症の危険シグナル!
軽度の症状としては、めまい、立ちくらみ、頭がボーするなどが
あげられますが、放っておくと、危険度が増します。
以下は、専門用語を使わず、直感的に判断できる主な症状を
わかりやすく一覧にまとめておきました。
レベルの数字が高くなるに従って、危険度が上がります ので
目安として覚えておいてください。
いずれにしても、少しでも「変だな・・」と思ったら 熱中症を疑って
早めの手当をしましょう。
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■ 気を付けて!間違った知識。危険な素人判断!
「熱中症になったら水分を沢山とるべき!」と
勘違いしている人がいますが、水分の摂りすぎは逆効果です。
血液中のナトリウム濃度が薄まり、脱水症状になります。
できれば、適度な塩分と糖分が含まれた市販のスポーツドリンクを
薄めて、胃の負担にならない程度に飲用しましょう。
粉末のものも販売されていますので、外出の際は、あらかじめ
ご家庭で作っておいたものを持参すると良いでしょう。
■ 熱中症は予防できます。
外出する場合は、 あらかじめ水分を補給した上で、
帽子や日傘を利用しましょう。
屋内の場合は、 カーテンやブラインドで日差しを遮り、
風通しを良くしましょう。 節電のためとは言え、
病気になっては元も子もありませんから 無理をせず、
扇風機やエアコンを適度に利用しましょう。
熱帯夜など、寝苦しい夜もあると思いますが、
最近は電気を使わなくても涼しくなるエコなアイデアグッズが
いろいろ出ています。
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なにはともあれ、熱中症が何たるかを十分理解せず、
自覚が無いまま熱中症になる人が急増しています。
「自分だけは大丈夫!」と思っている人ほど危険なわけですから
老若男女、悪条件が揃えば誰にでも起こり得る健康問題につき、
注意を怠ることなく、暑い季節を快適にお過ごしください。