夏越と年越の大祓とは?行事内容と参加方法

 

 

故(ふる)きを温(たず)ね新しきを知るということで今回は年々需要者が増えている大祓(おおはらえ)についてです^^

 

●大祓(おおはらえ)って何?

 

大祓(おおはらえ)は、6月30日と12月31日に宮中、神宮、神社で行われる「お祓い」の行事です。

自分でも知らず知らずの間に犯してしまった罪や過ち、不意のケガや病気など心身の汚れなど、

そういったものを取り除いたり、清めたり、 毎日の生活を明るく元気に過ごす事が出来るよう 神様にお祈りする、お祓いの儀式です。

全国の神社で、6月30日と12月31日(晦日)の半年ごとに行われています。

6月の大祓を「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」 12月の大祓を「年越しの大祓(としこしのおおはらえ)」と言います。大祓には、誰でも参加することが可能です。

 

実際に、三嶋大社で行われた「夏越の大祓」の様子がありますので
動画でご覧ください▼

 

 

 

●大祓いはいつから始まったの?

 

平安時代初期の国の正式な書物に、すでに6月と12月に大祓が行われていたことが 記されているので、かなり古くから伝わる日本の伝統的な神事です。

 

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●大祓ってどんなことするの?

 

「形代(かたしろ)」と呼ばれる、人の形に切り抜いた紙に名前と生年月日を記入します。その人形で自分の体を撫でて、3回息を吹きかけます。

「大祓詞(おおはらえのことば)」を唱え、 身代わりになった人形を川に流したりお焚きあげをして罪や穢れ(けがれ)を祓い清めます。

また、「形代」には人の形の他に、車の形をしたものもありまして、 車のお祓いも出来る神社があります。

その他に、「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」がありますが、これは6月の「夏越の大祓」のみに行われます。

「茅の輪くぐり」とは、茅(かや)で作られた直径2mほどの輪の中を左回り、右回り、左回りと、八の字に3回くぐり超えて罪や穢れ(けがれ)を祓い清めるものです。

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●大祓に申込みは必要なの?

 

 

「希望する神社で大祓が行われているか」

 

「何時から行われるのか」

「事前に申し込みが必要なのか」

「当日でも受け付けてもらえるのか」

「神社に支払う謝礼の初穂料(はつほりょう)について」

 

 

などは、神社によって方法が様々ですので 事前に神社に問い合わせておくことをお勧めします。

どこの神社にしようか迷った場合は、 都道府県の神社を「神社庁」にお問い合わせください。

下記より詳細が確認できますのでご参考にしてください。

「神社庁一覧」 → http://www.jinjahoncho.or.jp/

 

お時間があれば、半年ごとの節目、そして、精神的なリフレッシュも兼ねて大祓に参加してみては如何でしょう^^

大祓詞の意味をもっと理解されたい場合はこちらの本がとても役立ちます。

巻末に総ルビで大祓詞が掲載されています。ご自宅でも大祓詞をよみあげる事ができます。